開発のヒント
リセット、クロック、電源制御
StandbyモードとShutdownモードの違い
STM32L4、L4+、L5、U5、H5、G0、G4、C0にはStandbyモードだけでなく、Shutdownモードという低消費電力モードがあります。
Shutdownモードの方がStandbyモードよりも低消費電力で、Shutdownモードでは下記のマイコンの内部機能が無効状態になります。
・BOR (Brown-Out Reset)
・LSI
(注)LSIが無効になるため、IWDGウォッチドッグも無効になります。
ShutdownモードではLSIが無効になるため、Shutdownモード中にバックアップ・レジスタのデータを保持したり、RTCやタンパ検知機能を維持するにはLSEを使う必要があります。
IWDGを有効にしている場合、StandbyモードではLSIが無効にならず、IWDGが動作し続けるため、RTCを使って定周期にStandbyモードから復帰してIWDGウォッチドッグ・カウンタをリフレッシュする必要がありますが、Shutdownモードではこのような処置は不要です。
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