開発のヒント

STM32MP1でシステムを構成するためには、プロセッサ以外にも外付け部品が必要です。特に、電源設計の際には、外部DDRメモリやプロセッサ自身の内部電圧用に多くの種類の電圧を必要とします。　STは、電源設計を容易にする専用の電源管理IC（PMIC）を提供しています。

STM32MP15シリーズとSTM32MP13シリーズでは最適なPMICの型番が異なるので、ご注意ください。これは、STM32MP15シリーズとSTM32MP13シリーズでは電源系統に違いがあるためです。STM32MP13シリーズは、STM32MP15シリーズより優れた低消費電力性能を提供するために、VDDCOREとVDDCPUが分離されており、それに合わせてPMICのBUCK出力の割当を変える必要があります。

PMICの選定については、下記をご参照ください。
STM32MP15シリーズ用 : STPMIC1APQR
STM32MP13シリーズ用 : STPMIC1DPQR

PMICについての詳細はこちら