開発のヒント
周辺機能、I/O、メモリ
GPDMA (General Purpose DMA) 機能
GPDMAはSTM32U5マイコンで搭載された新しいDMA機能です。これまでのSTM32のDMAに下記を統合することで、さらに高機能になりました。
- DMAMUX
STM32G0、G4、L4+、L5、H7、MP1、WB、WLに搭載。
DMA各転送チャネルを自由に様々なペリフェラルとのデータ転送に使うためのDMAマルチプレクサ。
DMAMUXを内蔵していない古いSTM32マイコンでは、各DMA転送チャネルがどのペリフェラルとのデータ転送に使用されるかはハードウェア上で固定されている。 - MDMA
STM32H7、 MP1に搭載。
DMAレジスタ設定情報をまとめたデータ構造を1つのノードとして、複数のノード群をメモリ上で連続したリンクリストを構成しておくと、DMA転送完了時にCPUの介在なく自動で次のDMA転送を連続して実行する仕組み。
また、STM32WBAとSTM32H5もGPDMAを搭載しており、どちらもSTM32U5のハードウェア・アーキテクチャを標準設計としているため、STM32U5マイコンで培った知識、経験、プログラム・コードを再利用できます。
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