開発のヒント

STM32CubeMonitor-UCPD

STM32CubeMonitor-UCPDとは

STM32CubeMonitor-UCPDは、ST USB PDスタックが動作するSTM32マイクロコントローラ上のUSB Type-C^™（USB-C）およびPower Deliveryシステムのモニタリングおよびセットアップに貢献します。開発者はSTM32CubeMonitor-UCPDを使用することで、USB-Cインタフェース上のやりとりのモニタリング、シンクまたはソース･パワー･プロファイルの使用、ベンダ定義メッセージ（VDM）の使用を可能にします。また、これらの新しいテクノロジー固有のさまざまな複雑さを処理することにより、開発を簡略化および迅速化する定義済みの設定もあります。STM32CubeMonitor-UCPDは、STが2019年に発売したUSB-C Power Delivery開発エコシステム に統合されています。これ以降、STは、開発者が性能を測定し、認証取得期間を短縮するのをサポートするために、STM32CubeMonitor-UCPDを改善し続けてきました。

STM32CubeMonitor-UCPDの新機能

STM32CubeMonitor-UCPD 1.2.0の最も重要な追加機能の1つは、Javaマシンの統合です。このページで紹介した他のツール同様、このユーティリティにはインストーラに必要なすべてが備わっています。アプリケーション実行前にユーザ自身がJavaをインストールする必要はもうありません。さらに、電圧および電流バス、VDM、UCSIなどのトレースも表示できるようになりました。この新しいSTM32CubeMonitor-UCPDは、バッテリからの電気的値もモニタリングします。これにより、開発者が追跡できるプロセスが増え、2台のUSB-Cデバイスの接続時やPower Deliveryの使用時に現状を把握できます。
　
・STM32CubeMonitorをダウンロード 　
・STM32CubeProgrammerをダウンロード 　
・STM32CubeMonitor-RFをダウンロード 　
・STM32CubeMonitor-UCPDをダウンロード 　
・STM32コミュニティをチェック 　
・STM32CubeMonitorを使用したSTM32アプリケーションのリモート･モニタリング方法を解説したウェビナーを視聴