開発のヒント
リセット、クロック、電源制御
アナログ電源VDDAの使い方
ADコンバータ および DAコンバータ の変換精度を向上させ、電源供給の柔軟性を拡張させるため、アナログ・ペリフェラルにはVDDA端子から独立した電源が供給されます。
アナログ・ペリフェラルとはADC、DAC、コンパレータ、オペアンプ、電圧リファレンスバッファなどです。これらのペリフェラルのいずれかを使用する際は、事前にVDDAを確立する必要があります。グランドは独立したVSSAピンです。
この電源は、主電源のVDDから独立した端子になっているので、個別にフィルタし、シールドすることができます。
特に、ユーザ・システムが単電源の場合、ノイズの少ないVDDA電圧を確保するために、外部フィルタ回路を通して VDDA を VDD に外部的に接続することができ、VDDからの外来ノイズを遮断することが可能です。
また、STM32L4シリーズなどでは、ペリフェラル電圧モニタで監視し、2 つの閾値を比較できる機能を持っています。
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