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STのSTM32マイコン向けAI開発ツールが量子化ディープ・ニューラル・ネットワークに対応

2022年7月21日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、マイクロコントローラ(マイコン)メーカーの組込みAI開発ツールとして初めて高効率の量子化ディープ・ニューラル・ネットワークに対応した「STM32Cube.AI」バージョン7.2.0を発表しました。

STM32Cube.AIは、学習済みニューラル・ネットワークをSTM32マイコン用に最適化されたCコードに変換します。組込み機器の限られたメモリ・サイズや演算能力を最大限に活用し、最先端の組込みAIソリューションを開発するために不可欠なツールです。AIをクラウドからエッジに移行することにより、プライバシー・バイ・デザイン、確定性の高いリアルタイム応答、優れた信頼性、低消費電力、およびクラウド使用量の最適化など、大きなメリットをアプリケーションに提供します。

最新バージョンのSTM32Cube.AIは、qKerasやLarqなどの量子化入力フォーマットに対応しているため、ニューラル・ネットワーク・サイズやメモリ容量、遅延の大幅な削減が可能になります。これにより、低コスト・低消費電力が重要となるアプリケーションをはじめ、エッジAIのさらなる可能性を引き出します。また、バッテリ駆動のIoT機器開発において、先進的な機能と性能を実現し、バッテリ駆動時間の延長にも貢献します。STの汎用32bitマイコン「STM32ファミリ」には、最適なハードウェア・プラットフォームが数多く含まれています。超低消費電力のArm® Cortex® -M0搭載マイコンから、Cortex-M7Cortex-M33、およびCortex-A7コアを搭載した高性能デバイスまで、幅広い製品が提供されています。

STM32Cube.AIバージョン7.2.0には、TensorFlow 2.9モデルのサポート、カーネルの性能向上、scikit-learnの新しい機械学習アルゴリズム、Open Neural Network eXchange(ONNX)オペレータなどの機能が追加されています。

STM32Cube.AI v7.2.0の詳細および無償ダウンロードについては、ウェブサイトをご覧ください。

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