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STM32マイコン向けのMicrosoft® Azure RTOS開発ツールを拡充
2022年4月20日
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM32Cube開発エコシステムにおけるMicrosoft® Azure RTOS(リアルタイムOS)のサポートを拡充しました。これにより、汎用32bitマイクロコントローラ(マイコン)「STM32ファミリ」に含まれる高性能、メインストリーム、超低消費電力、およびワイヤレス・マイコンがAzure RTOSに新たに対応します。
今回の拡充では、メインストリームSTM32G0シリーズ、超低消費電力STM32L4 / STM32L4+ / STM32L5 / STM32U5シリーズ、高性能STM32G4 / STM32F4 / STM32F7 / STM32H7シリーズ、およびワイヤレス・マイコンSTM32WL / STM32WBシリーズ向けの専用ソフトウェア・パッケージが追加されました。これにより、700品種以上のArm® Cortex® -M搭載マイコン製品ラインアップにおいて、 Azure RTOSの機能、STM32Cube開発エコシステムの利便性、STM32ファミリの柔軟性を活用して最適な開発を行うことが可能になります。
STM32Cubeは、スタンドアロン・パッケージまたはアドオンのカスタム・コンポーネントとして、Azure RTOSを使用した開発の簡略化に貢献します。Azure RTOSスイートは、「STM32CubeIDE」統合開発環境、およびマイコンの初期化コード自動生成ツール「STM32CubeMX」でサポートされており、これらのツールを介してAzure RTOSのコンポーネントを直接設定することができます。開発期間の短縮に貢献する無償のサンプル・コードが追加されるとともに、STM32 Nucleoボード、Discoveryキット、および評価ボードで動作するデモ・プロジェクトも含まれています。サンプル・コードは、STのGitHubリポジトリからも入手可能です。
Azure RTOSスイートは、組込みシステム開発向けの包括的かつ一貫性のあるミドルウェアで構成されており、最小限のメモリ容量で動作するRTOS「ThreadX」、フォールトトレラントFATファイル・システム「FileX」、NANDおよびNOR Flashメモリのウェア・レベリング機能「LevelX」も含まれています。また、産業用TCP/IPスタック「NetX Duo」や、ホスト / デバイス双方をサポートするUSBスタック「USBX」も含まれています。
STM32Cube開発エコシステムにAzure RTOSを統合することで、高品質の組込みシステム開発を簡略化し、製品の堅牢化、電力効率の向上、高機能化、低コスト化に貢献します。また、STM32マイコンWiKiや、開発者向けオンライン・コミュニティのAzure RTOSトピックを含め、幅広い開発エコシステムのサポートを活用できるため、技術課題を短時間で解決することができます。
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STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。