STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM32マイクロコントローラ(マイコン)のソフトウェア開発エコシステムであるSTM32Cubeをクラウド・ベースのサービスとして広く利用されているGitHubに公開したことを発表しました。これにより、コミュニティを活用した開発や、迅速で効率的なアップデートの配布が可能になります。
STM32Cubeのすべてのオリジナル・コードがGitHubに公開されるため、1000品種を超えるSTM32ファミリのArm® Cortex®-M搭載マイコンおよびCortex-M / Cortex-Aデュアルコア搭載マイクロプロセッサを使用した開発において、コードの保存や管理、トラッキング、およびコントロールを簡単に行うことができるようになります。GitHubはプル・リクエストなどの共同開発を促進する機能を備えているため、コミュニティを通じて新たなソリューションを提案したり、優れた変更管理機能を活用することができます。また、アクセス権を持つ開発者専用のコミュニケーション・チャネルであるGitHub Issuesを使用することで、問題や課題の登録、解決方法の共有、および修正を行うことができます。
さらに、ソフトウェアのあらゆるアップデートをすぐに受け取ることができるようになるため、より迅速なソフトウェア・パッケージのアップデートが可能になります。
現在提供されているすべてのSTM32Cubeソフトウェア・パッケージ、ハードウェア抽象化レイヤ(HAL)コード、およびマイコンに依存せずに動作するCMSISドライバがすでに公開されています。その他のSTM32Cube組込みソフトウェア・コンポーネントも順次追加される予定です。
GitHub上のすべてのSTM32Cube組込みソフトウェアは無償で入手可能です。詳細および利用方法については、ウェブサイトをご覧ください。
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。