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Zigbee Allianceの理事会に加入
2020年1月21日
*2020年1月21日にデイヴィス(米国)で発表されたプレスリリースの抄訳です。
IoT向けの世界的なオープン規格を開発、保守、および提供している数百社の企業で構成されるZigbee® Allianceは、多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)が理事会に加入したことを発表しました。STは、Zigbee Allianceに加盟するその他のプロモータ企業とともに、Zigbeeの普及と発展に向けて重要な役割を担うことで、開発の簡略化とコンスーマ向け機器の互換性向上に貢献します。
STのワイヤレス・マイクロコントローラ(マイコン)のマーケティング部門を統括するHakim Jaafarは、次のようにコメントしています。「スマート・ホーム、製造機器アセット管理やビル管理など、コンスーマ機器ならびに産業機器市場において、信頼性の高いIoT通信に対する需要が急速に拡大しており、無線技術への注目が高まっています。STは、信頼性の高いArm® Cortex®-M搭載マイコンを主要機器メーカーやマス・マーケットへ幅広く提供しており、2.4GHz帯向け製品ロードマップにおいて、Zigbeeの普及に取り組んでいます。STは、Zigbee Allianceのミッションをサポートするとともに、理事会に加入することで当社の専門性を共有し、Zigbeeの発展に貢献していきます。」
STのマイコン製品ポートフォリオに含まれるワイヤレス・テクノロジーは、デバイス・アーキテクチャの柔軟性を向上させ、マス・マーケットにおけるコネクティビティの向上を加速します。また、コネクティビティとIoTの発展に伴い、STM32マイコン / マイクロプロセッサには、IPおよびプライバシー保護用の強力なセキュリティ機能が搭載されています。
STは、Zigbee Allianceの理事会に加入することで、Zigbeeのさらなる普及に貢献するとともに、相互運用性と技術の互換性を向上させることで、新製品開発の加速に貢献します。
Zigbee Allianceの社長 兼 最高経営責任者であるTobin Richardsonは、次のようにコメントしています。「STは、次世代のIoT機器開発において重要な役割を担っています。STの加入は、Zigbee Allianceが世界各国における共通の通信・接続規格を作成し続けていく上で、理事会のみならずグループ全体に大きく貢献するでしょう。2020年を迎え、STのような世界的な企業が加入し、Zigbee Allianceに協力してくれることを嬉しく思います。」
Zigbee Allianceや、Zigbee Allianceによりオープン化されたIoT技術、およびProject Connected Home over IPの詳細について、また、Zigbee Allianceへの参加方法については、ウェブサイトをご覧ください。
Zigbee Allianceについて
Zigbee Allianceは、モノのインターネット(IoT)の基盤と未来をつくる団体です。2002年の設立以降、私たちの生活、仕事、遊びのあり方を変える革新的な製品のために、世界各国の幅広いメンバー企業が協力し、ユニバーサルかつオープンな規格を作成しています。2019年末に発表されたConnected Home over IP プロジェクトをはじめ、メンバー企業の持つさまざまな専門性や堅固な認証プログラム、およびIoTにおけるさまざまなオープン・ソリューションを通じ、より直感的かつ創造的で、有用な世界を目指しています。Zigbee Allianceの理事会は、Amazon、Apple、Comcast、Google、IKEA、The Kroger Co. 、LEEDARSON、Legrand、Lutron Electronics、MMB Networks、NXP Semiconductors、Resideo、Schneider Electric、Signify、Silicon Labs、SmartThings、Somfy、STMicroelectronics、Texas Instruments、および エグゼクティブにより構成されています。詳細については、www.zigbeealliance.orgおよびwww.connectedhomeip.comをご覧ください。