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スマート機器の基本機能を集積し、省電力・低コスト・小型化を可能にする 8bitマイコンを発表
2018年12月17日
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、コスト重視のアプリケーションを対象とした超低消費電力8bitマイクロコントローラ(マイコン)であるSTM8L001を発表しました。優れた効率を特徴とするSTの8bitコア STM8と、効果的な基本ペリフェラルを集積する同製品は、小型・少ピンのSO-8パッケージで提供されます。
STM8L001は、センシング、通信および制御に関する基本機能をサポートするコンパレータ(2個)、各種インタフェース(SPI、I2C、UART)、8bitタイマ(1個)、16bitタイマ(2個)を搭載しています。 Flashメモリ(8KB)とRAM(1.5KB)により、コスト効率の高いコード / データ保存領域を持ち、Flashメモリの最大2KBをデータEEPROMとして割り当てることもできます。そのほか、32kHz~16MHzの調整範囲を備える柔軟な内部クロック・システムにより、部品点数の削減および基板設計の簡略化が可能です。
また、STM8L001は、産業用センサ、照明機器、バッテリ充電器、玩具、電気自転車、アクセス・カード、PCアクセサリ、プリンタ・カートリッジなど、コストと消費電力が重視されるスマート機器において、クラス最高の性能と優れたコスト競争力の実現に貢献します。
STM8L001は、最大6個のユーザI/Oを備えているため、開発者はその性能を最大限活用することができます。また、同製品は、STの超低消費電力技術により、すべてのモードで省電力を実現すると共に、Haltモードで300nAまで消費電流を低減できるため、バッテリ駆動機器の長寿命化に貢献します。さらに、柔軟性にも優れた同製品は、1.8V~3.6Vの動作電圧範囲と-40°C~125°Cの動作温度範囲により、過酷な環境でも高い信頼性を確保できます。
STM8L001J3は現在量産中で、SO-8パッケージで提供されます。大量購入時の参考単価は約0.21ドルです。
詳細については、www.st.com/stm8lvlをご覧ください。