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32ピン・パッケージで提供されるSTM32マイコン向けに、新しい開発ボードを発表

2015年10月22日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、32bitマイクロコントローラ(マイコン)であるSTM32ファミリの中でも、小型の32ピン・パッケージで提供される製品向けに新しい開発ボードをリリースし、「Nucleo」ボードのラインアップを拡張しました。この新しいSTM32 Nucleo-32は、幅広い統合開発環境に対応するだけでなく、ARM社のオンライン開発環境であるmbedに直接アクセスすることができます。Nucleoオープン・プラットフォームは、Arduino Nanoコネクタを通じて接続できる様々なハードウェア・プラグインとSTM32マイコンを組み合わせることができ、低コストの試作品を簡単に開発できます。

開発者は、STM32のソフトウェア・ライブラリや初期設定ツールであるSTM32Cubeのあらゆる機能を活用することで、ソフトウェア開発を簡略化し、STM32の製品間で設計を移植できます。NucleoにはFlashメモリへのプログラムのドラッグ・アンド・ドロップ書き込みを可能にするST-LINKデバッガ / プログラマが含まれており、個別のデバッグ・プローブは不要です。また、Nucleoは、mbedに対応しているため、mbed.org上にあるmbedオンライン・ツール、ならびにコラボレーション・インフラストラクチャを利用することができます。

現在、3種類のSTM32 Nucleo-32(STM32F031 / STM32F042 / STM32F303を搭載)が提供されています。さらに、超低消費電力32bitマイコンであるSTM32L0およびSTM32L4を搭載したNucleoは、2016年第1四半期にリリースされる予定です。

STM32 Nucleo-32の価格は約10.32ドルで、販売代理店またはwww.st.com/stm32nucleoより入手可能です。