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ARM社のmbed OSへの対応でIoT機器の開発加速に貢献

・製品開発の期間短縮と高効率化に理想的な 業界をリードするSTM32マイコン、センサ、通信用ICおよび電力制御用IC

2015年11月30日

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ARM® Cortex®-Mプロセッサ搭載32bitマイクロコントローラ(マイコン)のSTM32ファミリと、業界をリードするセンサ、通信用IC、電力制御用ICが、ARM社の「mbed OS」の最新版が付属したmbed™ IoT Device Platformに対応したことを発表しました。このmbedプラットフォームは、すでに強力なSTM32 Open Development Environmentに対し、新しいIoT機器の開発に理想的な標準オペレーティング・システム、クラウド・サービスおよび開発ツールを付加します。

ARM社のIoTビジネス部門 マーケティング担当バイスプレジデントであるZach Shelby氏は、次の様にコメントしています。「ARM mbedは、これまでよりも大規模かつ簡単なIoT機器の開発・普及を可能にする安定した基盤を築きます。mbed OSとハードウェアとしてのSTM32ファミリが統合することで、開発者は製品のセールス・ポイントを生み出す差別化に注力することができます。また、開発プロセスが簡略化されるため、製品開発期間の短縮も可能になります。

STが提供するIoT機器に必要な5つの要素
• 超低消費電力から超高性能までラインナップするSTM32ファミリの豊富な選択肢と幅広い性能
• 動き、音、距離または環境を検知する完全なセンサ、MEMSマイクのポートフォリオ
• Bluetooth® Smart、Sub-GHzおよびその他RF技術に対応し、「Smart Things」との無線接続を可能にする通信用IC
• バッテリ寿命の最大化や新たなエナジー・ハーベスト技術の活用を実現する幅広い電源用デバイス
• アナログとデジタルのギャップを埋める信号処理技術

STの強力かつ使いやすい設計・開発エコシステムにmbedを加えることで、STは、IoT開発における抽象化、生産性および連携性の新たな基準を確立します。この取り組みにより、STは「Smart Things」を開発するIoT分野のイノベータおよびメーカーの最適な半導体パートナーというポジションを強化します。

STのマイクロコントローラ事業部 マーケティング・ディレクタであるDaniel Colonnaは、次の様にコメントしています。「STは、ARM社との協力を拡大することで、『Smart Things』やIoT機器を開発するお客様に対し、これまで以上に充実したツールキットを提供できるようになります。IoTは、創造性豊かな設計者にとって、これまでにないチャンスの宝庫です。STは、イノベータが独自のアイデアでスマートな商品を具現化するための、最も速く経済的な手段の提供に取り組んでいます。」