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96Boards CEの新しいメザニン・ボード規格に準拠したSTM32と各種センサ搭載小型拡張ボードを発表

2016年1月25日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマート・モバイル機器、組込みシステム、およびデジタル家電の開発を簡略化する96Boards Consumer Edition(CE)プラットフォーム向けに、32bitマイクロコントローラ STM32を搭載した小型拡張ボードのサンプル出荷を開始したことを発表しました。

市場で初めて96Boards CEの小型メザニン・ボード規格に準拠したボードであるB-F446E-96B01Aは、センサを使用したコンテキスト・アウェアネス機能の開発を簡略化します。同ボードは、ARM® Cortex®-M4Fを搭載したSTの高性能かつ低消費電力の32bitマイコンSTM32F446と高機能なペリフェラルに加え、加速度センサ、地磁気センサ、ジャイロ・センサ、大気圧センサおよびMEMSマイクロフォンを搭載しています。また、共通プラットフォームのArduino UnoやSeeedstudio Groveコネクタが、これらの開発エコシステムのボードまたはモジュールを使用した機能拡張を簡略化します。機能拡張には、光センサ、湿度センサ、無線通信インタフェース、ユーザ・インタフェース・デバイスなどが含まれます。

96Boards CE規格は、小型演算ボードのフォーム・ファクタ(1)、基本I/O(WiFi、BLE、USB、MicroSD、HDMIなど)、および標準化されたコネクタ位置を定めることで、ARM Cortex-AプロセッサおよびLinuxオペレーティング・システム(Androidを含む)をベースとした製品の開発効率を高めます。同規格は、低速および高速のペリフェラル・コネクタも標準化するため、STのB-F446E-96B01A等のメザニン・ボードによる機能追加を可能にします。

B-F446E-96B01Aを利用する開発者は、市場実績もあり使いやすいSTのSTM32 Nucleoボードと同じ開発エコシステムを使用することができます。これにより、初期化コード・ジェネレータ「STM32CubeMX」を含むリソースや、アプリケーション・コード・サンプル、ソフトウェア・スニペット、およびハードウェアAPIを活用することができます。B-F446E-96B01Aには、Flashメモリへのプログラムのドラッグ・アンド・ドロップ書き込みを可能にするST-LINKデバッガが搭載されており、個別のデバッグ・プローブを用意する必要はありません。また、ARM-mbed®オンライン・ツールに直接アクセスできるため、開発環境のインストールが不要となり、すぐに開発を始めることができます。

B-F446E-96B01Aは現在サンプル出荷中で、2016年第2四半期に提供が開始される予定です。

詳細については、www.st.com/mezzanine-pr およびwww.96boards.org/products/mezzanineをご覧ください。

(1) 96Boards CEの標準サイズは85 x 54 x 12mmです。また、拡張サイズは85 x 100 x 12mmです。