開発のヒント

周辺機能、I/O、メモリ

複数のプロトコルを同時に動作させる「コンカレント・モード」

2.4GHzワイヤレスSoCのSTM32WBシリーズおよびSTM32WBAシリーズはBluetooth® LE、Zigbee®、Thread、独自規格など複数のプロトコルに対応しています。
また、各々のプロトコルに対応するだけではなく、1つのアプリケーションでBluetooth LEとZigbee、Bluetooth LEとThread、Bluetoothと独自規格など、2つのプロトコルを同時に使用できる「コンカレント・モード」にも対応しています。

コンカレント・モードには2種類の動作モードがあります。

ダイナミック・コンカレント・モード

時分割方式を使用して2つのプロトコルを同時に処理できるモードです。局所的に見ればどちらか一方のプロトコルが動作していることになりますが、例えば、プロトコルAの接続を介してプロトコルBのネットワークを制御するといった用途に使用できます。

スタティック・コンカレント・モード

ダイナミック・コンカレント・モードのサブセットで、プロトコルAが動作しているときは、プロトコルBは動作しません(排他的)。プロトコルAが停止すると、システムはプロトコルBに切り替わります。この場合、プロトコルBは完全に再初期化されます。

詳細に関しては、以下アプリケーションノートをご参照下さい。
AN5613:STM32WBシリーズ マイクロコントローラを使用したダイナミック・コンカレント・モード BLE / Zigbeeの使用方法について

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