開発のヒント

周辺機能、I/O、メモリ

OpenBootloaderを使って簡単にBootloaderを作成

STM32C0、STM32G0、STM32G4、STM32U5、STM32H5のファームウェア・パッケージ(STM32Cube MCU Package)には、OpenBootloaderのサンプル・コードが提供されています。

このOpenBootloaderは、USART、FDCAN、I2C、USB、SPIなどのマイコン内蔵のBootloaderが使用する通信インタフェースに対応しており、Flashメモリ / OptionByte / OTPへの書込みができるユーザ自身のBootloaderやIAP(In Application Program)を簡単に作成できます。 OpenBootloaderはマイコン内蔵のBootloaderそのものではありませんが、内蔵Bootloaderが使用するStandard Bootloader命令に対応し互換性を持つため、STM32 CubeProgrammerにも対応します。

詳細は各マイコンのファームウェア・パッケージの「Middlewares」フォルダをご確認ください。 マイコンのファームウェア・パッケージはSTのマイコンサポート・ウェブサイト(stmcu.jp)、またはSTウェブサイトのSTM32CubeMX経由でダウンロードできます。

※OpenBootloaderはSTM32マイコンの一部シリーズのみ対応

【 Bootloader通信プロトコルについての参考アプリケーション・ノート】
AN3155 : USART protocol used in the STM32 bootloader
AN5405 : FDCAN protocol used in the STM32 bootloader
AN4221 : I2C protocol used in the STM32 bootloader
AN3156 : USB DFU protocol used in the STM32 bootloader
AN4286 : SPI protocol used in the STM32 bootloader

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