開発のヒント

周辺機能、I/O、メモリ

メモリのプログラミング並列度

Flashメモリにプログラムする場合に、並列度を上げることで、より短い時間でプログラムすることができます。

STM32H7x3シリーズを例にとると、並列度パラメータPSIZE1/2が(0,0)の場合はバイト(8bit)書き込み、(0,1)の場合はハーフワード(16bit)書き込み、(1,0)の場合はワード(32bit)書き込み、(1,1)の場合はダブルワード(64bit)書き込みができます。並列度が高いほど書き込み時間は短くなりますが、書き込み期間のピーク消費電力は高くなります。

参考までに、実際にSTM32H755で並列度を変えて、手持ちのPCで全消去を実験した結果は以下のとおりでした。
(注意:実際の時間は、書き込みツール、PC性能などに依存します)。
バイト(8bit)書き込み時 : 約28秒
ハーフワード(16bit)書き込み時 : 約20秒
ワード(32bit)書き込み時 : 約14秒
ダブルワード(64bit)書き込み時 : 約13秒

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