開発のヒント
周辺機能、I/O、メモリ
CRCのデータレジスタ(CRC_DR)の初期値
CRCの演算方法で、データの初期値は通信プロトコルで規定されている場合と規定されていない場合があります。
例えば、データレジスタの初期値を0xFFFF FFFFにして、この値をCRCの演算に加味(XOR等)する場合と、加味しない場合です。
CRC 計算ユニットのデータレジスタ(CRC_DR)は読み出しと書き込みが可能なので、ユーザーが初期値を自由に書き込むことができます。
リセット後のデフォルト値は0xFFFF FFFFです。デフォルトのままであれば、0xFFFF FFFFがCRCの演算に加味されます。(アプリケーションノートAN4187参照)
もし、0xFFFF FFFFをCRCの演算に加味しない場合は0x0000 0000に書き換えることが可能です。
(参考)SPIモジュールにもCRC機能が内蔵されていますが、これはSPI専用ですので、初期値をCRC演算に加味する機能は付いていません。
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