組込み向けハイパーバイザー

TOPPERS-Pro SafeGは、NPO法人TOPPERSプロジェクトが開発したオープンソースソフトウェアSafeGをベースとした、商用の組込み向けハイパーバイザーです。

SafeG技術とは、ArmプロセッサのTrustZoneセキュリティ拡張機能を利用した技術です。この技術を活用することにより、同一ハードウェアプラットフォーム上で信頼性の高いRTOSであるTOPPERSカーネルと信頼性の高くない汎用OS(Linuxなど)とを分離し、安全に同時実行できます。

主な特長
■シングルコアでもマルチコアでも安全にRTOSと汎用OSとを分離し、同時実行
■RTOSと汎用OSとの切り替えが高速
■優れたコストパフォーマンス
■MDCOM(ドメイン間通信ライブラリ)を提供

STM32MP1シリーズでは、Cortex-A7コアでLinuxとTOPPERS-Pro OS(ASP3またはFMP3)を同時実行できます。また、TOPPERS-Pro OSからLinuxの生存確認、再起動を行うことができます。

STM32MP1での構成図(例)